湧き水のPFAS大幅低減 琉球新報
- 沖縄環境エンジニアリング
- 10月18日
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宜野湾市わかたけ公園のPFAS水質改善の施工が琉球新報に掲載されました。
記事要約
宜野湾市大山の沖縄環境エンジニアリング(松永会長)は、高濃度オゾンを用いてPFAS(有機フッ素化合物)を大幅に低減する新装置を開発した。この装置を使い、PFAS汚染が深刻だった宜野湾市真志喜・わかたけ児童公園の池の水質を改善。約5年ぶりに池へ水が戻され、子どもたちが遊べるようになった。
2020年の普天間飛行場からの泡消火剤流出事故で、池の水源「シチャクカー」から高濃度のPFASが検出され、池は立ち入り禁止・取水停止となっていた。市は防衛省補助金を活用した水質改善事業を発注し、同社の装置を導入。処理前はPFOSが1リットルあたり490ナノグラム、PFOAが120ナノグラム検出されたが、稼働後はどちらも1ナノグラムまで低減した。
この装置は毎時18~20トンの湧き水を処理可能で、設置費用は約7,000万円。同社は金武町や嘉手納町などでも実証実験を行い、最大1,800ナノグラムのPFASを大幅に減らした実績を持つ。松永会長は「県外にもない高処理能力の装置で、子どもたちが安心して遊べる環境を守りたい」と話した。

